Tea time for a season

2024.12.29
心地よく過ごす養生のための台湾大陸茶を毎月お届けする定期便
CONDITIONING TEA delivery 2025
2025年度は「体と季節」にまつわるコラムをロルファーの高橋美穂子さんに寄稿いただけることになりました。年4回を予定しています。
2024師走便で特別に寄稿いただいたプロローグコラムを美穂子さんのご厚意のもと、年の瀬に皆さまと共有できたらと思います。お茶と共に一年のおつかれを労る時間をお過ごしいただけますように。どなたさまもどうぞ良いお年をお迎えください。
2024年 師走
湯気さえもご馳走に感じられるほど、季節がぐっと進み、冬の訪れを実感するこの頃ですね。
はじめまして、鎌倉でロルフィングの施術を行っている高橋美穂子です。
このたび、季節と体についての小さなお便りを来期からお届けすることになりました。
今回はそのプロローグとして、少しお話を寄せさせていただきます。
TEALABO.t 武内さんの目で選んだ、台湾や大陸から大切に届けられたお茶。その存在だけでも、体がふっと緩むような気がします。
静けさと美しさを感じるお茶の時間に寄り添うような、体をいたわるヒントをお届けできればと思っています。
今回は「目」をテーマにお話しします。
長く続いた夏の疲れは、毎日使われる目にも積み重なっています。視覚情報に晒される現代では、目を使わない時間を持つのは難しいですが、少しだけ意識を向けて、目を労わる習慣を持つことはとても大切なのではないかと思います。
手のひらの柔らかな指先を使い、ふっくらとしたお餅に触れるような優しい感覚で、瞼越しに目に触れてみてください。瞼の下にある目の存在を感じながら、熱を帯びているか、左右の張りが違うかなど、自分の目の状態をただ観察してみましょう。深い呼吸とともに、その感覚に意識を向けるだけで、身体のシステムは自然と変化し始めます。
目は脳と深くつながっており、目を休めることは脳を休めることにもなります。また、目は「見たくないものを見ないようにする」という働きもあります。そのことに気づくだけでも、目と心の緊張をほぐすきっかけになるかもしれません。
夜が長いこの季節、ロウソクの揺れる灯りのもと、お茶をいただくひとときも、目と心をやすらげる大切な時間になりますね。
皆さまが心穏やかに、あたたかな年末年始を過ごされますように。
高橋美穂子
profile
鎌倉在住、公認ロルファー
鎌倉「水平線」にて、アメリカ生まれのボディーワーク「ロルフィング」の施術を行う。
体と心がつながる場所を、ご自身で見つけられるよう全力でサポートします。
旅、音楽、本、映画、アート、美味しいものが好き。
2022.12.13
[ 正月事初め ]
今年もお正月を迎える準備を始める「正月事始め」の日を迎えました。
TEALABO.t 、月草木アトリエでもお正月を迎えるお茶とお飾りの準備が佳境を迎えています。
茶 武夷岩茶「肉桂」・ 茶花
お飾り 穂垂れ飾り
音 Yoko Komatsu (季節の茶と音 あわい 2020より)
2022.7月
小暑から大暑へ
グラスで気軽に淹れる丸まった茶葉の台湾高山烏龍茶

TEALABO.t 龍鳳峡高山烏龍 2g
グラス直径約6,5×高さ9cm 使用
グラスに少しずつ熱湯を注ぎ温めてから、茶葉を入れる。


茶葉が少しずつ開き、ほんの少し色付いて香りがふわりと上ってきたら飲みはじめ。
底2cmほど残して、熱湯を注ぎ足す。

抽出時間を少しずつ長くしながら繰り返し、グラスいっぱいに葉がのびのびと広がるまで長くお愉しみください。
<新春のお茶とお飾り2021>
12月13日[正月事初め]よりお正月の準備が始まりますが、近年では一般的にクリスマスの終わる26日からお正月飾りを飾ります。
避けたい日は、二重苦を連想させる29日、一夜飾りになり歳神様に失礼にあたる31日です。
飾る期間は地域によりかなり違うようですので、お住まいの地域に合わせてお飾りください。
関東では1月7日松の内まで、関西ではどんど焼きの行われる1月15日小正月までが一般的。
餅花は桜の咲き始める頃まで長くおたのしみください。
お茶 TEALABO.t
お飾り 月草木
2021.12.24
「黒文字の餅花」 制作|月草木
冬は花が少なくその中でいかに晴れやかに新春を迎えるか、昔よりよく考えられてきました。
「五穀豊穣」を願う意味があり、雪解けの春先まで長く愉しめる新春のお飾りです。

2021.12.23
「しめ縄飾り」 制作|月草木
今秋に収穫された稲藁を柔らかくして綯(な)い、お多福南天・松・日陰葛(ヒカゲカズラ)など 神聖な縁起物とともに良い年になるよう願いをこめてお作りします。
大掃除をして清めた家に、歳神様をようこそとお迎えいれる新年の行事、お正月。
歳神様をお迎えする目印となるように飾るのが「しめ縄飾り」です。

2021.12.22
「穂垂れ飾り」 制作|月草木
稲穂が垂れて豊作であるように、新たな年が実り豊かでありますようにと願いを込めて作る新春のお飾り。お米とそのお米を包んで守る稲藁を綯(な)いお作りします。



2021.12.21
まもなく冬至。
「新春のお茶とお飾り」のお届け準備も佳境です。
月草木アトリエより、'黒文字の餅花'の制作風景が届きました。
寒いとお餅が固まりやすいので手早く進めていきます。
傍らには蒸し器。湯気に包まれての作業です。
2021.07.16
梅雨明けて、夏本番へ
デスクワークのお供に、お弁当の時間に
ガラスコップで気軽に淹れる碧螺春(へきらしゅん)緑茶


TEALABO.t 碧螺春緑茶1g
チャイグラス 直径約5cm 高さ約8cm 使用
熱湯を少しずつ注ぎ、グラスを温める。
新たに1/3ほど熱湯を注いだところに茶葉を入れ、8分目まで熱湯を注ぐ。(産毛に覆われ湯を弾きやすい茶葉のため、湯に馴染みやすくする)
茶葉が落ち着き水色が色づいてきたところから飲みはじめ、2cmほど残して熱湯をまた注ぐ。
水色が少しずつ濃くなるよう眺めながら飲むを繰り返し、茶葉が開ききるまで美味しく飲むことができます。
どうぞ気軽に淹れてみてください。
撮影協力 松庵文庫
2021.02.21
寒さ残る早春に
陽差しがあたたかい日の軽やかな木柵鉄観音




TEALABO.t 木柵鉄観音 2g
茶碗直径約13cm 使用
熱湯を茶碗に注ぎ温める
温まった茶碗に茶葉を入れる
熱湯を半分くらいまで注ぐ
色付いて香りが立ったら
飲み頃の合図です
ゆったりどうぞ
飲み切らず2cmほど残したところに熱湯を注ぎ足しながら
長くお愉しみください